2020.12 23 福住町別所「さる祭り」 昔、さる神という悪い神が山に棲んでいました。年1回女性の生け贄を差し出す代わりに、村の安泰を保っていたのが風習となりました。さる神を退治した時、縄で結界を張り閉じ込めたといういわれがあり、その結界を今でも守る為に、この行…
2020.10 23 長岳寺「大地獄絵開帳」 大地獄図は全9枚の絵から構成され、全ての絵を合わせると縦3.5m、横11mの一枚の描写になります。伝承では狩野山楽筆とされれており、六道及び極楽世界が圧倒的な迫力で描かれています。その法量の大きさ、図柄の精緻さ、各場面の…
2020.10 15 石上神宮「ふるまつり」 ふるまつりは、石上神宮でもっとも大きな祭りです。正式名を例祭といい、平安時代の1081年に始まったとされています。神事の後、御霊代がお遷りになった県内最大規模の「御鳳輦」と共に、甲冑や古代装束に身を包んだ氏子ら200人が…
2020.09 23 大和神社「紅しで踊り」 五穀豊穣を祈念する秋の大祭です。江戸時代、干ばつに苦しむ農民が大和神社に雨乞いを行ったところ願いが成就し、豊作となり、感謝の気持ちを踊りで奉納したと伝えられています。その際、棒の先に細い布や木を薄く削った「しで」と呼ばれ…
2020.09 19 山の辺のあかり「柳灯会」 毎年9月の第3土曜、日曜の2日間、黒塚古墳周辺と古い町並みが残る街道、寺社など5会場を約4000個の灯りでともします。 ロウソクの柔らかな灯りで町一帯が幻想的な雰囲気に包まれ、両日とも黒塚古墳の会場では公民館で活動してい…
2020.07 23 福住「氷祭り」毎年:海の日 氷室神社の宮司による神事の後、氷の取り出しが行われる行事です。氷室(ひむろ)とは、夏でも涼しい山中の地面に穴を掘り、茅などで覆い、天然の氷を夏まで貯蔵するために作られました。日本書紀に都祁の氷室に関する起源説話があり、宮…
2020.07 19 滝本町「桃尾の滝開き」毎年:第3日曜日 “布留の滝”として和歌や句にも詠まれてきた滝の落差は約23m、春日断層崖の中では最大の滝として知られます。明治に廃絶した「桃尾山蓮華王龍福寺」の境内地にあり、中世には真言密教の大道場があったとされます。修験道の行場として…
2020.07 13 櫟本町「櫟本灯火会・祇園祭」 櫟本は古墳時代の有力な豪族である「和爾(わに)氏」の本拠地であったところで、一族とされる在原業平や柿本人麻呂などゆかりのある土地です。13日の「櫟本灯火会」では、毎年決まったテーマのもと、約3000基の灯火が揺らめ瞬き、…
2020.07 01 氷室神社「献氷祭」 冬期に氷を氷室に収めて保管し、夏に取り出して朝廷へ献上していた歴史ある行事です。氷室神社は「氷の神」を祀る、大変珍しい神社で、その総本社的な神社です。また、社伝によると、允恭天皇の時代(430年)の創祀と伝えられています…
2020.06 30 石上神宮「神剣渡御祭(でんでん祭)」 五穀豊穣や悪霊退散を祈願する行事です。太鼓を鳴らして列をなしながら練り歩き、「でんでん」と鳴り響くことから、でんでん祭と呼ばれています。石上神宮に古くから伝わる神剣(4世紀に百済から送られた七支刀で、現在は国宝のため複製…
2020.06 16 山田町「虫送り」 虫送りは、高原地区の山田町で水田の害虫が発生する時期に行われている行事です。日頃殺生している虫の供養と、稲につく虫を遠くへ連れていく行為が結びついたものと言われ、夕暮れ時に持ち寄った松明に火をつけ、鐘や太鼓を鳴らしながら…
2020.05 03 新泉町「野神祭」 野神祭は稲作作業の始まる頃に子供(男)達が中心となって野神を祭る行事です。祭りは当屋と言われる家から始まります。時間になると子供達は麦わらで作った牛、馬、じゃじゃうま(むかでともいい、左右に15本の足を付けます)と竹製の…